牧場の少女カトリ

1900年初頭のフィンランド、 カトリは6歳。久しぶりに会えたお母さんとの幸せもつかの間、
お母さんはドイツで働くため、一人旅立っていくのだった。
それから3年の月日が流れたが、お母さんは帰ってこない。
カトリは貧しい家計を支えるため、住み込みで家畜番の仕事を始める。

カトリは親戚のマルティ、となりの屋敷の家畜番ペッカに助けられながら、一生懸命に働いた。
最初は気難しかったライッコラ屋敷の主人や精神病の奥様も、カトリのけなげさに触れ、やさしくしてくれるようになっていった。
ところがその年の春、熊が出現、カトリは別のお屋敷に勤めることになるのだが・・・。


機織をするカトリ。(オープニング)


久しぶりに帰ってきたお母さんがつれて帰ってきたのはダックスフントの子犬。
カトリは大喜びで子犬と走り回っていたが、足元をチョコチョコと駆け回る子犬をよけようとして思いっきり転んでしまう。
カトリは子犬に「アベル」という名前をつけた。
でも楽しい時もほんのつかの間。お母さんは家に泊まることもできず、今度は3年も帰ってこられない・・・。

「お母さん!いっちゃいや!おねがい、いかないでお母さん!」
去っていくお母さんを乗せた馬車を泣きながら追いかける6歳のカトリ。
これがお母さんとカトリの3年間(結果的には6年間)の別れの時だった。

「なぜ持ち場を離れた!」
バシッ!
奥様に、主人には内緒でフィンカブラの苗を取りに行くよう頼まれたカトリは、断りきれず持ち場を離れて用事を済ませに行った。
ところがその間に牛が崖から次々と転落、牛に怪我は無かったものの主人のテームはカトリを鞭で打った。
その後カトリが奥様の用事で持ち場を離れたことを知り、テームはカトリを打ったことを後悔したのだった。

カトリは風邪を引いて熱を出してしまった。しかし代わりの人がいない。
そんな時、カトリの遠い親戚のマルティがカトリの仕事を変わってくれた。
主人のテーム:「カトリ、お前はいい友達を持っているな。」



「カトリ!」
「お母さん!!」
ロッタ奥様についてトゥルクで働いていたカトリは、ドイツから帰国したものの病気にかかり、トゥルクで入院していたお母さんとやっと再会することができた。
ふたりが分かれてから、6年の歳月が流れていた。

 

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